日比野 愛子
(ひびの あいこ)科学の現場である実験室に関心を持ち、どのような人・モノ(道具)の動きが生じているのかをフィールドワーク等を通じて探究してきた。一見みえにくい「道具をつくる人々」に関心がある。感染症モデルのほかにはバイオテクノロジー関連領域への調査経験が長く、近年では地方部のローカルテクノロジーにも触れている。他方、科学をとりまく社会心理の側面として、培養肉など新興科学技術の意識調査を実施してきた。科学の外側、内側、どちらにしても、データをもとに探索的に物事を明らかにしていく姿勢を好む。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。現、弘前大学人文社会科学部准教授。専門は、社会心理学、グループ・ダイナミックス(集団力学)、科学社会学。2021年8月『ワードマップ科学技術社会学(STS)』(日比野愛子・鈴木舞・福島真人 編、新曜社)上梓。
HP:http://www.fibonacci-ah.net/